オオイヌノフグリ Ver.2 カラーSEM版
春に青い花を咲かせるオオイヌノフグリ。茎には軟毛があり、分岐して地面を這い、長さは15~40cmになります。開花時期は3~5月で、花冠は4裂。 |
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オオイヌノフグリには雄しべが2個、雌しべが1個あり、受粉した途端に花冠が脱落します。 |
オオイヌノフグリの雌しべを光学顕微鏡と走査電子顕微鏡で撮影し、自然な色を着色しました。
雌しべの柱頭には花粉が付着しているのが分かります。
次に、オオイヌノフグリの花弁を見てみましょう!
光学顕微鏡で見ると、細胞一つ一つのほとんどが青色なのが分かります。
これは、細胞のほとんどを占める液胞に青色の色素であるアントシアニンが含まれているからです。
さらに拡大して、走査電子顕微鏡で撮影し、自然な色を着色しました。
走査電子顕微鏡で見ると、一つ一つの細胞はとんがり帽子のように飛び出しているのがわかります。また、細胞の表面にはしわのような模様があり、花びらの柔らかい感触を作り出しています。